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2008年9月28日 (日)

中国製品「毒入り危険、食べたら死ぬで」

日本の「毒米流通事件」も大問題ですが、日本を含めた世界中でさらに大問題になっているのが「中国の毒牛乳事件」です。牛乳を水で薄めて文字通り「水増し」し、薄さを誤魔化すために弱いながら毒物である工業用物質「メラミン」を添加したというこの事件。基本的に「中国産は買わない・食べない・使わない」我が家とは無関係、と思っていたのですが。。。

中国で楽天(中国ではロッテの漢字表記が「楽天」)が製造した「コアラのマーチ」に、問題の「メラミン」が基準の22~27倍含まれていることが判明しましたが、これは長男が好きでたまに食べていたお菓子ですし、幼稚園で配られていた「大白兎」のミルクキャンディーにも「メラミン」が含まれていたことがシンガポール当局の検査で明らかになりました。

中国製品と言えば、「安かろう、悪かろう」というのが常識ですが、今では「毒入り危険、食べたら死ぬで」の代名詞になりつつあります。それでも、輸出品はいい品質のものを使っているらしいのですが。。。

私が住んでいる香港島の太古地区には、日系スーパーが2つあるのですが、そのどちらでも、いつも我が家が購入している日本から輸入した牛乳が完全に品切れになっています。価格はHKD25~30(360~420円)/1リットルと、その昔「1本100円」時代で育った私からすると驚くような高さなのですが、これが品切れというのも中国産牛乳の「メラミン混入事件」の余波であることは想像に難くありません。しかし、他人の迷惑を全く考えず、一人で10本単位で買い占める中国人・香港人の身勝手さが目に浮かびます。先日も、お米が品切れになったりしていましたからね。

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2008年9月23日 (火)

暑い。暑過ぎる!

暑い。暑いです。昨晩10時頃、気温を調べたら「体感温度43度」と出ていました(本当かな!?) 今年の夏は涼しいと言い続けて来たのですが、ここ2週間程は昨年の夏に匹敵するような、ジメジメとした辛い暑さが襲ってきています。一体、いつになったら涼しくなるのでしょうか。。。 夜、冷房なしではとても眠れないのですが、かと言って冷房を付けておくと身体が冷え切ってしまい、喉を痛めてしまいます。お陰で、冷房を付けたり消したり。家内が「寒い」と訴えると、私だけ寝室からリビングに移動して冷房を付けて寝たり。これではとても熟睡は出来ません。。。

台風がまた香港に接近しているのですが、今回は直撃は避けられそうなこと、また再接近するのが今夜遅くと予想されていることから、恐らくビジネスへの影響はないと思われます。台風と聞いて喜んだ香港人の皆さん、今回は残念でした。因みに、現時点では「シグナル1」が発令されています。

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2008年9月21日 (日)

オリンピック・パラリンピック終了で、元に戻った中国。

木曜日の夜に北京から香港に戻りました。丁度水曜日が北京パラリンピックの閉会式だったため、北京空港には帰路に就く各国のパラリンピック出場選手達が集結していました。出国審査・手荷物検査を終えたところでは、選手達にサインを求める大会関係者や、京劇の衣装に身を包み写真撮影に応じる人、伝統音楽の演奏等の催しが行われていました。

このタイミングのせいか、オリンピック期間中やオリンピック終了直後にはガラガラだった香港-北京線は行きも帰りも超満員。帰りは私の隣の席にバングラディシュの外交官が座りましたが、お昼に行ったらしい「釣魚台迎賓館」の紙やら、小難しい外交用語の並んだ冊子を持っておりました。そう言えば、午前中に北京市西部の金融街近くを訪問していたのですが、そのときに周囲に沢山の警察官が交通規制をする中、バングラディシュの国旗を掲げた黒塗りの高級車が西の釣魚台迎賓館のほうに向かってすっ飛ばして行くのを見ました。もしかすると、お偉いさんがパラリンピック外交を展開していたのかも知れませんね。飛行機が香港に着いた途端、隣の外交官が慌てて飛行機の前の方に飛んで行きましたので、もしかするとそのお偉いさんも乗っていたのかも知れません。でも、そんなに偉い人が民間機に乗るでしょうか。

オリンピックとパラリンピックの終了を待っていたかのように、中国ではまた食の安全に関する問題が噴き出してきました。これですから、ここ香港でもわざわざ何倍もする日本からの直送品しか食べられないのです。会社がこの辺りの支出をほとんど考慮してくれませんので、我が家は毎月かなりの赤字です。

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2008年9月18日 (木)

北京の吉野家

昨日、本日と北京に出張中です。昨晩ホテルに戻って初めて知ったのですが、昨日はパラリンピックの閉会式だったそうですね。当地のテレビの多くがその模様を中継しておりました。これで北京オリンピック関連の行事が全て終了しましたので、北京市も完全に通常モードに復帰することになります。21日からは、これまで偶数/奇数規制が行われていた自動車も、規制が解除されますので、またいつも通り激しい渋滞が始まることでしょう。

さて、昨日は食事+飲み会の後、小腹が空いたので皆と連れ立って「吉野家」に入り、牛丼を注文しました。メタミドホス事故米で騒がれている最中ではありますが、どうも外食するとなると警戒感が緩んでしまうのですね。一口食べて驚いたのは、お米の硬さです。固い上にパサパサしており、とても普通のお米とは思えませんでしたのでよく見てみると、半分以上のお米がタイ米のように長い形をしていたのです。中国北部はジャポニカ種が栽培されているはずですが、どうしてタイ米が混じっているのでしょう。きっと安いタイ米を混ぜて原価を下げているのでしょうが、これでは「吉野家」の名前が泣きますよね。。。北京の人は何の疑いもない様子で食べていたので、「郷に入っては郷に従え」ということなのかも知れませんが。

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2008年9月16日 (火)

食品テロ

食品の産地偽装が盛んに報道されてきたが、三笠フーズとやらが食用に適さない「事故米」を仕入れ、その40倍の値段で「正規米」として販売していた事件は、これまでの産地偽装と状況が全く異なっています。安い商品、人気のない商品を「高級品」と称して販売することが商売のモラルに反するのは言を待ちませんが、これらを食べたとしても人体への悪影響はなく、詐欺という知能犯に該当するに過ぎません。しかし、自然界最強の発癌物質を含む食用に全く適さない有害物を、不特定多数が口にするのを承知で偽装販売するのは、暴行または傷害の未必の故意があった可能性があり、そうであれば知能犯を超えて強力犯に該当する重大な犯罪行為です。更に言えば、食品を使って不特定多数に危害を加える「テロ行為」とも言え、その犯罪社長の言葉を借りれば正に「万死に値する」と言えましょう(過去何年にも亘り犯罪行為に手を染めておいて、バレた瞬間に「万死に値する」と反省しているふりをする犯罪社長に、軽々しく言って欲しくない重い言葉です)。保育園の給食にもこの事故米が含まれていたと報道されていますが、保護者の心配を思うと同じ親として非常に強い怒りを覚えます。このような犯罪者を、食品衛生法といった生ぬるい法律を適用して形式的に処罰するだけで終わらせて本当に良いのでしょうか? 未必の故意の立証は難しいですが、金のために悪魔にこころを売って恥じないこのような犯罪行為が二度と起きないよう、見せしめの意味も込めて厳重に処罰して頂きたいものです。お金のためには何をやっても良いという、どこかの国のような人種が「礼節の国」日本でも増殖中ですので。。。

ところで、今回の事故米には「基準値以上のメタミドホス」が検出された中国産のお米が含まれているそうですね。先日の「中国産毒餃子事件」で大きく報道されたメタミドホスですが、やはり中国で幅広く使用されていることが今回の事件から明らかになりました。基準値の範囲内であったとしても、毎日蓄積すれば将来どのような影響が出てくるか未知数ですから、いちばん確実なのは「中国産のものは食べない」という"China Free"を実行することでしょう。それが無理でも、日系商社等が品質管理していて安全性が高いと言われている輸出用の食品(毒餃子は犯罪なので該当しませんが)を食べれば、相当程度心配を減らすことができます。しかし、中国の一部である香港に住んでいる我が家は、一体どうしたら良いのでしょうか。。。

先日、近所の日系スーパーで「北京オリンピック関連商品」を買ったところ品質が著しく悪く、「流石は中国製」と変な意味で感心したことがありましたが、北京空港であの不気味なキャラクターが描かれたシャープペンシル5本セットを子どものお土産にと買ったところ、一昨日、使用僅か1日にして、芯を包み込むように支える先端の金具が取れてしまい、使用不能になってしまうという出来事もありました。恐らく、日本への輸出用商品であれば厳しい品質管理をしているためここまで酷いことにはならないと思うのですが、やはり、良いものを長く使いたいなら、「どの国で製造された商品か」をしっかり確認したほうが良いでしょうね。

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ディープ・インパクト

サブプライム問題の影響が遂に臨界点に達しつつあります。米大手証券の第四位、リーマン・ブラザーズが経営破綻(連邦破産法第11条適用申請)したのとほぼ同時に、第三位のメリル・リンチが連鎖倒産を避けるために米銀第二位のバンク・オブ・アメリカに買収されることになったのです。リーマンの負債総額は何と64兆円!!! その昔、バブル崩壊後の日本でも山一証券や北海道拓殖銀行が破綻し、さらに大手都市銀行間の合併が相次ぎましたが、世界に与える衝撃は今回の米国のほうがはるかに大きいものがあります。金額もそうですが、そもそもサブプライム問題の影響は米国に止まりませんし、また米国の中でも証券会社に止まらないからです。債券の格付が「現金と同じ」米国債と同一視され、リスクが全くないと見なされる住宅公社2社すら、破綻を避けるために公的資金を注入され、安堵とともに激震が走りました。また、全てのリスク引受に関与する保険会社(名前を出すのも憚られるような、米国を正に代表する会社です)の経営難も噂されており、そうなるとこれまで保険会社のリスク引受により担保されていた金融商品の安全性が世界中で一気に崩れ去り、阿鼻叫喚の大混乱に陥る可能性があるのです。

サブプライムは、リスクの高い個人の住宅融資債権を束ねて証券化され、それがさらにいくつもの証券に束ねられたり小分けにされたりして、最終的な投資家がリスクの内容を直接的には把握することができない商品です。では、世界中の投資家は、リスクを把握できない商品に対してどうやってあれだけのお金を投資することができたのでしょうか。それを可能にしたのが「格付会社」です。一つ一つのリスクが高くても、それをいくつも束ねると全てがデフォルト(債務不履行)される可能性は大きく減少します。そのような考え方から、一つ一つのリスクがよく把握できないにも関わらず、証券化された後の投資商品に対して、格付会社は投資適格となるだけの格付を付与したのです。さらに問題を悪化させたのは、レバレッジです。今の時代、投資資金の範囲内に限定して投資を行う投資家は極めて少なく、多くの投資家は投資元本の何倍(~何十倍)ものリスクを取って、効率的に大きな利益の獲得を目指します。従い、リスクが全て現実のものとなってしまうと、一千億円や一兆円という考えられないような金額の損失が発生してしまうのです。

まとめると、サブプライム問題の原因は、①金融機関の個人向け住宅融資姿勢そのものの問題、②証券化に潜む問題、③結果に対して全く責任を負わない大手格付会社の問題、④格付に依存し、自らリスク判断を行わない金融機関の問題、⑤レバレッジの問題、にあると言えるでしょう。

100円を大きく割り込むような大幅な円高、株価10,000円割れの可能性も否定できない状況になってきました。原油を含む資源価格をここまで釣り上げた投資家の苦境に溜飲を下げることができましたが、結果的には一般企業の経営悪化、私達の給与所得の減少に繋がってしまうのです。グリーンスパン前FED議長は、自身の金融政策の失敗が露見する前のいいタイミングで辞任しましたが、そのうちに彼の名声にも影響が及ぶのは避けられないでしょう。

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