« 2008年11月 | トップページ | 2009年5月 »

2008年12月 9日 (火)

早稲田にまたしても試練。

我が早稲田大学の大学選手権一回戦の対戦相手が、こともあろうに関東学院に決まりました。早稲田対関東学院は、一昨年まで6年連続で決勝戦で対戦していたゴールデン・カードです。早稲田、関東学院ともそれぞれ対抗戦、リーグ戦の二位、三位同士であるとは言っても、初戦からぶつかるとあっては正月以降の興味は半減どころか大いに減少してしまいます。さらに、早稲田は先日明治にまさかの歴史的敗北を喫し、これから根本的に立て直さなければいけない状況ですから、例年の如く大学選手権の序盤は課題を一つ一つ潰し、年明けの決勝戦を迎えたかったところでしょうが、いきなり関東学院と対戦するのでは、課題クリアと調整を僅かあと10日で完了させなければならないため、大変なハードルとなってしまいました。兎に角、時間が足りない。

また、早稲田対関東学院戦以外にも、帝京対慶応義塾戦など「これが一回戦で当たるカードか」という組み合わせが目立ちます(万一、対抗戦首位の帝京が一回戦負けしたら、何のためのシードか、ということになります。勿論、早稲田にも一回戦負けのリスクはあります)。観客動員にも響くことが大いに予想されますし、また実力ではなく籤引きによる運不運が成績を左右することを考えると、意外性に話題性を持たせようとした今年の大学選手権組み合わせは「想像を超えた大失敗」と言えるのではないでしょうか。こんなことを言うと「早稲田が優勝するには、関東学院をいずれ倒さなければならない訳で、それが最初か最後か、それだけの違いだ」と言う声が聞こえそうですが、肉体的・精神的なピークをどこに持っていくか(通常は最後の大一番に持って行きますが)は極めて大きな問題です。協会が来年も意地になって籤引き制を続けるか、それともあっさりと元に戻すのか、それはそれで皮肉を込めて興味があります。

真の強さは、数々の試練を乗り越えてこそ身に着けることが出来ます。敗北を知らない早稲田が、帝京・明治にいいところなく敗れ、部員の挫折感は如何ばかりかと思います。そして、初戦が関東学院。この大きな試練を、明治が教えてくれたような気迫と、持てる最高のプレーをここ一番で披露する精神力で乗り越え、逆転で栄冠を勝ち取ってくれることを願ってやみません。今シーズンの大学選手権で逆転優勝すれば、その価値は去年よりも遥かに高いと確信しています。

| | コメント (2) | トラックバック (66)

2008年12月 7日 (日)

負けに偶然の負け無し~早明戦でまさかの敗北

香港に駐在しているため、今年の早稲田の試合をテレビで見るのは今日が初めてでした(NHKの総合かBSでなければ見られない)が、その印象は「数年でここまで変わってしまったのか!」と言うものでした。スクラムは安定せず、コラプシングを取られるは、明治陣ゴール前の明治反則でスクラムを選択したのは良いが、結果は敢え無くターンオーバー(帝京戦でも同じようなシーンがあったと聞きます)。シーズンが深まった今、まだ1番と4番が合わないのでしょうか。ブレイクダウンの攻防は守勢で、明治の個々の当たりの強さに防戦一方。マイボールのラックも球出しが遅れ不安定。たまに誰かが突破し前進しても、フォローが全くなく明治ディフェンスのほうが先に集まるのでターンオーバーorノットリリースの反則。ディフェンスラインは、テレビのアップ画面でもギャップが分かる状況で、タックルも甘いため何度も明治フランカーの縦突破を許しました。ゴールキックも全く決まらず。おまけに、ポロポロポロポロ、チャンスでボールを落とすこと落とすこと。お菓子を食べてる子どもじゃないんだから。明治にボールをキープされると、最早打つ手なし。個々の能力が高くとも、ボールをキープ出来る選手がいない。突破出来る選手がいない。組織としても機能していない。「負けに必然の負け無し」なのであれば、この敗戦は必然と言うことになります。最後に2トライを返したところは流石、個々の能力の高さを示しましたが、今季2勝しかしていない明治に同点で終わるぐらいなら、負けるほうが遥かに得るところがあると言えましょう。

明日、ホームページでどのような戦評が出るか興味がありますが、少なくとも「今日は気持ちで負けていた」というような発言だけは勘弁して欲しいものです。気持ちで負けたのならば、それは監督・主将・4年生の問題と言えます。前半終了後、中竹監督が「チャレンジャーの気持ちを持って」と発言されていましたが、早稲田はチャレンジャーなのでしょうか? そうではないでしょう。ディフェンディング・チャンピオンなのですから、「何やってるんだ! 蹴散らして来い!」ぐらいの気合いを示して欲しかった。早稲田がトヨタを破った試合の前、トヨタの監督が「チャレンジャーとしての気持ちを植え付けて」と発言されていたことを思い返してしまいました(チャレンジャーは早稲田であって、トヨタである筈がない)。残念ながら、既に大学選手権の出場権もなく、今シーズン最後の試合となった明治に明らかに気持ちで負けていたように思われます。「今日は勝敗よりも内容を問いたい」と試合前に中竹監督がおっしゃっていたようですが、負けて内容があろうはずもありません。明治戦前に、明治戦に向けた分析・作戦を練った形跡は少なくとも試合からは見られませんでした。それどころか、己の正確な分析も出来ていないのでは、と思わざるを得ません。

帝京戦の失敗を繰り返してしまった早稲田。帝京戦敗戦は「実力を出せないまま負けた」ような印象を持っていましたが、どうやら「負けに偶然の負け無し」のようです。数年前からFWの不安がありましたが、1列・2列が大きく入れ替わる来年の不安が一層つのります。終わりの始まり、でないことを切に祈っておりますが、少なくとも今年の大学選手権はかなり厳しいと言わざるを得ません。「修正」で済むような問題ならばよいのですが。

来年以降の第一列は悩みの種になりそうですが、有田選手の走力・キープ力を活かすのに本当にフッカーでよいのかどうか。運動能力とラグビー嗅覚が極めて高い有田選手とは言え、大学に入ってからのコンバートで専門職のフッカーを務めるのは少々荷が重そうな気もします。試合中目立たない両プロップ。スクラムで手いっぱいか!? あの走力溢れる瀧澤選手はどこへ!? 両ロックも突破の場面がほとんど見られませんでした。タックルに来た選手を引きずり、なお倒れないような力強さとキープ力を見せて欲しい。プロップ・ロックともに、ブレイクダウンで激しい当たりを見せて欲しい。両フランカーは「狂気」を受け継いでいたかどうか。SH(スタメン)の球捌きには何故か違和感を覚えます。SOの判断・ゲームコントロール能力は、こんなものではないはず。FBはどうしても五郎丸選手のレベルを要求してしまいますが、攻守ともにもっと核になって欲しい。全体として、組織として負けていただけでなく、個々でも明治に負けていた。シーズン後半の状況としては非常に深刻です。

一方の明治は、これが2勝しかしていないチームか!と目を疑う素晴らしい出来で、組んでよし、当たってよし、集散よし、ディフェンスよし、そして何よりも気持ちのこもったプレーを最後まで切らさなかった点は賞賛に値します。縦突進を見せたかと思えば、バックスに横展開。何でこんなプレーをシーズン最初から見せられなかったのか。見せられていれば、少なくとも年末までは充分に今シーズンを続行することが出来た筈で、残念でなりません。エリア・タイムマネジメントともに冷静で、早稲田に付け入る隙を与えませんでした。気持ちだけでここまで変わるとは思えませんが、最後の最後でこれまでの低迷から脱出する糸口を見つけることが出来たかどうか。入部する選手の実績は大学随一だけに、来シーズンどのような変化を見せてくれるか今から楽しみです。ガラガラの早明戦など、見たくありませんからねえ。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2008年12月 1日 (月)

香港セブンス

長男が日曜日の朝にHong Kong Football Clubでミニ・ラグビーを教えて頂いています。いつもは銅鑼湾にほど近い、先日セブンスの日本代表がアジア予選を戦ったHappy ValleyのHKFCグラウンドで練習していますが、昨日は初の対外試合ということで、香港島の西側、サイバーポートの近くにある香港大学サンディーベイRFCに向かいました。ここで、ミニ・ラグビー・フェスティバルが開催されるのです。余り知りませんでしたが、香港ではHKFC以外にも、香港大学の教室をはじめいくつかのラグビー教室があるらしく、長男のチーム(HKFCの同じ年齢の子どもが4チームに分かれる)も4つの違うラグビースクールの同い年の子ども達と対戦。いつも空気の悪い香港島の北側で過ごしていますが、サンディーベイは空気が清々しく、天候も秋晴れでしたのでピクニック気分を楽しむことが出来ました093

お昼過ぎに4試合目が終了した後、HKFCまで戻り、来年3月末に開催される7人制ラグビーの国際大会「香港セブンス」の優先申込を済ませました。香港セブンスは欧米人に大人気の大会で、チケットは旅行会社等が多くを押さえてしまい一般では入手困難なだけに、非常に有り難い特典です。何故このような特典があるかというと、香港セブンスの当日、会場の香港スタジアムで子どもがミニ・ラグビーのエキシビジョンに参加するため、それを見る両親の分のチケットを優先的に配分してくれるからなのです。

もっとも、1月の帰国が決まっているため、このままでは3月の試合には出ることが出来ません。しかし、長男の記憶に残るであろう、このような素晴らしいチャンスを経験させるべく、この期間だけ香港に旅行する計画を立てているのです。この期間、香港島のホテルは軒並み高騰します。私が予約した、いつもは1万円台で宿泊できるホテルもこの期間はなんと3万円。4泊するので、これだけで12万円の出費です。セブンスのチケットは1枚HKD1,080ですから、2人分で3万円。飛行機はマイレージを利用してタダにしないときついな。。。などと考えているこの頃です。3月まで香港にいられれば、こんな無駄な出費は必要なかったのですが、全くタイミングが悪いですよね。。。

| | コメント (0) | トラックバック (4)

« 2008年11月 | トップページ | 2009年5月 »